事例番号0065
国立研究開発法人 国立環境研究所様 地球環境研究センターの研究用カメラシステムの構築として開発・設置を行いました。
高山帯における温暖化の影響把握のため高解像度一眼レフカメラを設置し、長期に渡り継続的なモニタリングを行う事を目的として設置されています。蓄積された映像を比較・分析する事で、地球温暖化が自然環境に与える影響を解明し、生息する植物(高山植物)の気象応答の変化を捉えるツールとして活用頂いております。
設置場所:爺ヶ岳 種池山荘
既存の柱に単管を固定し、単管を支柱としてカメラハウジング、収納盤を設置し山岳監視を行います。収納盤内には充電コントローラ、バッテリー、電源制御コントローラ、FOMAルータが設置されています。
昼間は太陽光パネルで発電し、余った電力は収納盤内のバッテリーへ蓄電されます。商用電源が確保出来ない場所などに設置する事が可能です。FOMA電波が良くない場合にはデータ量が少ない撮影履歴のみ送る事が可能です。
クラウドサーバを利用しているため、インターネット接続が可能なパソコンやスマートフォンなどから接続し遠隔地からデータの確認が可能です。
設定間隔ごとに取得した画像はサムネイル表示が可能です。また、サムネイルをクリックする事で詳細拡大画像を確認する事が出来ます。