事例番号95
案件名:葛飾区河川監視カメラシステム
工期 :2022年2月22日~2022年6月30日
東京都の北東部に位置する葛飾区。荒川、江戸川といった一級河川をはじめ、計7本の河川が流れる「水のまち」として知られる一方で、台風やゲリラ豪雨が発生した際の水害リスクの高まりが懸念されています。
今回、急激な河川の増水を事前に把握し、住民の速やかな避難行動を促進するため「クラウド型防災監視カメラシステムeT001s」7台が設置されました。これによりリアルタイムでの河川画像の収集が可能となり、現場状況の迅速な把握が実現しました。
また、いくつかのカメラは水害監視以外の目的でも活用されています。地震や火災などの発災時に避難や物資輸送の拠点となる避難場所や船着き場にもカメラを設置しており、防災上重要な場所の安全性を確認する手段となっています。なお、クラウドに送信された画像は葛飾区のホームページで公開され、リアルタイムで各設置現場の状況を確認することができます。
太陽光発電による電力を使用し、LTE回線によって5分毎に静止画像がクラウドサーバへ送信されます。通信線や商用電源といった電源・配線工事が
不要なため、インフラ環境に左右されず、必要な場所への設置が可能です。また、自社開発の低照度カメラにより、夜間も鮮明に撮影することができます。
・河川をはじめ、避難場所や船着き場など、カメラを設置した各施設の状況を遠隔で監視
・街灯柱やガードパイプなど、周辺設備が環境色(ブラウン)の場所には環境色仕様のカメラを提案
・葛飾区のホームページからリアルタイムで閲覧可能
参考:葛飾区ホームページ
区内を流れる河川の画像について_水位・カメラ画像
https://www.city.katsushika.lg.jp/kurashi/1004028/1000063/1004031/1028160.html