事例紹介
長生村潮位監視システム導入業務
“いつか”に備える 海と生きるまちの津波対策

工事時期:2024年12月~2025年3月
プロジェクト概要
九十九里浜の南端に位置し風光明媚な海辺のまちとして知られる千葉県長生村。全長2.8kmに渡って続く一松海岸などの自然豊かなレジャースポットを擁し、夏には海水浴やサーフィンを楽しむ大勢の人々で賑わいます。
そんな中、村は将来的な大規模地震の発生に備えた津波対策に取り組んでいます。これまでも津波避難施設の建設や、近隣団体との災害協定の締結、全村挙げての津波避難訓練など、ハード・ソフト両面で積極的な取り組みを推進してきました。今回、波の高さを監視する潮位監視システムの更新にあたって、すでに県内別地域においてシステム設置の実績があった当社にご相談いただき、動画監視カメラの設置へと至りました。

設置された動画カメラ(右上)と電源機器(右下)。商用電源を利用して稼働し、24時間体制で撮影とデータ伝送を行っている。
システム概要
一松海岸の入口に設置された動画カメラが海岸の様子を常時撮影し、クラウドサーバーへ映像を伝送。長生村職員は専用閲覧サイト、地域住民はYouTube『千葉県長生村』チャンネルを通じて、リアルタイム配信された映像を確認できます。また職員専用サイトではリアルタイム配信はもちろん、データは14日間保存され、必要に応じて過去の映像を遡って閲覧することも可能です。

職員専用の閲覧サイトはデータ管理システム『ActivNet』(株式会社Jシステム)を利用。動画データのダウンロードや過去映像の確認なども容易に行うことができます。

撮影映像をYouTubeチャンネルで常時配信。長生村ホームページに掲載されたリンクからアクセスすることで、誰でも海岸の様子を確認することができる。
*Youtube『千葉県長生村』チャンネル
お客様の声
「2025年7月にカムチャッカ半島付近で地震が発生した際、YouTubeへのアクセス数が急増し住民の方々の切迫感が強く伝わってきました。当時長生村には津波警報が発令されており、緊急時に遠隔で海の様子を確認できる安全なシステムとして、その有用性が発揮された機会だったと感じています。
さらにカメラの設置場所は海から昇る日の出が見える場所でもあるため、元旦にはインターネットを通じて美しい初日の出をご覧いただくこともできました。」(長生村ご担当者様)
ポイント
・住民が閲覧しやすいYouTubeを通じた映像配信を実施
・サーバーには14日間分の映像データを保存し、過去映像の確認が可能

現地にはカメラと共にスピーカー、パトライトなどが設置され、有事の際の情報収集と発信体制を整えている。