事例番号0073
MJティラワ・デベロップメント社(Myanmar Japan Thilawa Development)様からのご依頼で、ミャンマー連邦共和国ティラワ経済特別区(SEZ)近郊の4箇所に、水位・気象データの計測を目的としたシステムの構築を行いました。
日本とは異なる気象条件のミャンマーにあって、投資が集中するSEZの事業継続性を担保すべく、ダム・調整池・港といった主要水関連施設を、正確かつタイムリーに管理できる体制が求められていたためです。
目視で一箇所一箇所状況確認をしていた管理施設に、弊社のeT001と水位・気象センサーを導入することで、施設管理に必要な情報が自動でクラウド上に集約されることになりました。施設管理者はクラウドにアクセスすることで施設管理効率の向上・SEZの安全強化をはかり、対処が必要な場面での迅速な意思決定が可能になりました。また、これらの情報をSEZの管理用途に留めず、ミャンマー政府機関に共有する仕組みづくりをしたことで、ミャンマーへの貢献も目指しました。
設定時間ごとに4箇所の監視局で取得されたセンサーデータや画像情報は、現地の携帯電話回線を通じて、クラウドサーバーに蓄積されます。利用者はインターネット接続環境下にありさえすれば、場所と時間にとらわれることなくクラウド上の情報を確認することができます。(画像は1時間毎、水位・気象データは10分毎にデータ取得を行っています。)