事例番号0070
案件名:再生可能エネルギー電力安定化研究業務
工期:平成28年6月~平成28年9月
新潟県の公募で、電気自動車(EV)の使用済み蓄電池を利用し太陽光で発電した電力を効率的かつ安定して供給する実証実験を民官連携で行いました。現在、蓄電池メーカーのフォーアールエナジー様と当社とで実証設備の保守・運用、データの取得を実施中です。電気自動車リーフの使用済み電池を蓄電池へ再利用することで、新たな利用価値を創出し省エネや環境配慮に貢献します。
4.16kWの太陽光発電設備(パネル16枚)で発電した電気を日産リーフの使用済み電池を2次利用した蓄電池(9.6kWh)で貯蔵し、自販機等の負荷へ電気を供給します。一定の期間、複数の運転モード・蓄電モードを組み合わせた様々なパターンでの検証を実施しています。タイマー設定によるピークシフト充放電を行うとともに、日中は太陽光で発電された電気を優先的に対象負荷へ供給し余剰分を蓄電池に充電、夜間は太陽光で蓄えた電気を対象負荷へ蓄電池より供給します。災害時には電気のバックアップだけでなく、停電時のEVへの充電活用も期待されています。また、太陽光設備の設計/施工だけでなく、電流値や電圧値の測定データをサイネージ画面で表示するソフトウェアも自社製作し、システム全体の「見える化」を実現しました。