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福岡市クラウド型河川監視システム実証実験

eWL001 環境モニタリングシステム 防災システム IoT、クラウド 河川や海 販売製品

事例番号0075

福岡市クラウド型河川監視システム実証実験

プロジェクトの概要

案件名:福岡市クラウド型河川監視システム実証実験
工期:2017年10月~2018年3月

福岡市は2017年にIoTプロジェクト「Fukuoka City LoRaWAN™」をスタートさせ、市内の約7割をカバーする大規模なLPWA通信網を構築しました。このLPWA通信網は、市内の産業振興に役立てるための実証実験環境として民間企業等に無償で提供されています。当社もこの実験に参加し、市内2ヵ所に水位計を設置してクラウド型河川監視システムを構築しました。現在、市街地にある「稲荷橋」(福岡市中央区)と、郊外にある「原田橋」(福岡市早良区)に1台ずつ設置した水位計で24時間体制の水位観測を行っています。また原田橋には水位計だけでなく防災監視カメラも設置し、水位と現地画像を同時に確認できるシステムを構築しました。3月末には福岡市役所主導で地元メディアにお披露目され、TV・新聞各社による熱心な報道に地元の高い期待を感じさせられました。

システム概要

福岡市内の河川2ヵ所に水位計を設置し、10分間隔で水位データを計測しています。計測には自動車の衝突防止レーダーを応用して水位を測る、当社開発の「危機管理型電波式水位計eWL001」を使用しています。水位データは福岡市とNTT西日本グループが連携して構築したLoRa WAN™を通じてクラウドサーバーへ伝送され、インターネット上から確認できるようになっています。また水位計と共に防災監視カメラを設置している河川については、水位データだけでなく現地画像もweb上から確認できるため、より詳細な状況の把握が可能です。

ポイント

・低消費電力で遠距離通信を実現する無線通信技術「LPWA(Low Power Wide Area)」を利用
・24時間10分間隔のデータ観測によりリアルタイムで水位の変化を把握
・遠隔から任意のタイミングで現地状況の確認が可能
・実験期間:2018年3月~2019年3月(1年間)

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