事例番号0066
国立研究開発法人 国立環境研究所様 地球環境研究センターの研究用カメラシステムとして開発・設置を行いました。
高山帯における温暖化の影響把握のため高解像度屋外対応ドームカメラ(高度なアイリスコントロール)を限られたスペースへ設置し、継続的なモニタリングを行う事を目的として設置されています。蓄積された映像を比較・分析する事で、地球温暖化が自然環境に与える影響を解明し、生息する高山植物の気象応答の変化を捉えるツールとして活用頂いております。
設置場所:長野県飯田市上村しらびそ高原
設定時間毎に画像データを取得し、FOMA回線経由でクラウドサーバにデータ転送されます。クラウドサーバへ各種端末(スマートフォン、PC)からインターネット経由でアクセスする事によってデータ閲覧が可能です。又、データ欠損を回避するためにカメラSDカードへも映像データを同時に書き込みます。
昼間は太陽光パネルで発電し、余った電力は収納盤内のバッテリーへ蓄電されます。携帯網を利用し、映像を弊社クラウドサーバへ転送します。限られたスペース(案内板の裏)に設置するため、太陽光パネルの大きさや収納盤の設置方法などを設計検討しました。
クラウドサーバを利用しているため、インターネット接続が可能なPC、スマートフォンなどの各種端末で遠隔地からデータの確認が可能です。
設定時間毎に取得した画像はサムネイル表示が可能です。又、サムネイルをクリックする事で詳細拡大画像を表示、確認する事が可能です。