事例番号0081
案件名:青森県西北地域県民局管内カメラ監視システム
工期:2015年10月から毎年2~3台ずつ増設
青森県西北地域県民局様からのご依頼により、河川を監視するためのカメラシステムを県内13か所に設置しました。通常は太陽光発電のみで撮影と画像伝送を行いますが、この現場では年間日射量が非常に少なく、安定した電源の確保が課題となりました。足りない分の電力を補うため、現場に吹く強い風を利用する風力発電システムを採用。太陽光と風力、両方で電源を確保することで安定稼働を実現しました。またカメラハウジングには専用の雨よけパーツを装着し、レンズへの雨粒付着対策も実施しています。日照不足と強風が重なる環境下でも安定的に稼働する当システムは、耐環境性の高いシステムとして今後も県内の別地域での活用が期待されます。
10分間隔で撮影した画像は携帯回線を通じてクラウドサーバーへ伝送され、パソコンやスマートフォンからいつでも確認が可能です。またマイコン制御によって、撮影時以外は機器をスタンバイ状態にして消費電力を抑える間欠動作を行っています。この低消費電力設定と太陽光発電・風力発電を組み合わせた発電方式で、日照時間の少ない地域における通年稼働が可能となりました。
・太陽光発電と風力発電を組み合わせた電源システムの採用
・待機時の電力を抑制するマイコン制御によって低消費電力化を実現
・レンズへの雨粒の付着を防ぐためカメラハウジングを加工